冠ルールの最適解【ポリドヒドカグヤターン】

はじめに

皆さんはじめまして。四流ポケモントレーナーのすぎと申します。

前のシリーズ(冠ルール)で、強いけれどあまりランクマで活躍させてあげられなかった構築があり不憫に思っていたのですが、最近の仲間大会で使う機会があったので供養の意味も込めて記事を書きました。仲間大会はダイマ無しのため技構成や調整を一部変更しています。

実績

【最高レート19xx(206位)】シーズン20

【最高2位、最終4位】あるセイラ氏主催の70人規模の仲間大会(ダイマ無し)

 

 

構築経緯

大正義ダイジェット環境においてサンダーが圧倒的に多かったため、サンダー受けのポケモンを起点に構築を組み立て。ダイマ無しルールでも多いとか頭ヤドンになる

サンダー受けは色々なポケモンがいますが、蓄電によりでんき技を無効にしつつ回復ができ、かつ電気を受けに来る地面タイプに対して強力な打点を持てる蓄電メガネランターンを採用。

また、サンダーを強く呼びランターンとの相性が良くごまかし性能の高いやどみがカグヤを採用。やどりぎのタネで蓄電しか回復手段のないランターンの回復ソースになれるのも偉い。

サイクル適性が高く見られる範囲が広いポリドヒドを割と雑に採用。

ここまでで重いハチマキウーラオスや、面倒な耐久ポケモンを見るためにスカーフミミッキュを採用。

最期に重いポケモンが多くサイクルの選出が厳しい時のためにタスキバシャーモを採用という流れ。

 

単体解説

テッカグヤ

性 格:図太い or 臆病
特 性:ビースティングブースティング
努力値:図太いHBCDS調整(HBベース)or 臆病HBDS(BDSベース)
持ち物:たべのこし
技構成:やどりぎのたね / まもる / みがわり / エアスラッシュ

この構築の実質的なエース。電気タイプ炎タイプが複数いない場合は優先して出す。

技構成や性格、努力値配分は無限の可能性があり、色々なカグヤを使ったが正解はないように思えるほど強い型が多い。

耐久型のためやどりぎは確定として、ダイマ枯らしやこだわり技の判別のためまもるは準確定。サイクル下でのやどみがのハメ性能がやばたんなためみがわりを採用。残り1ウェポンはダイジェットの媒体となるエアスラを採用。ダイマ時でも低速やダイジェット後の中速ポケモンをひるみハメできるのが強い。ウーラオスに抜群が取れるのもGood。やどりぎ無効のナットレイへの打点のかえんほうしゃや安定した打点のヘビーボンバーも入れたいが技スペースが足りない。

Sラインも調整し甲斐のあるポケモンで、S+1でどこまで抜けるかが重要。無補正252振りで最速101族抜き調整になる。ダイマで上を取ってやどみがでハメる動きが超強力のため優先してS調整したい。S振る型であれば100族抜き、80族抜きあたりが調整ラインか。

仲間大会ではHBベースの個体を使用。Gダルマなどのそこそこ火力あるポケモンの攻撃を余裕をもって耐えるのが偉い。みがわりが攻撃を何度も耐えることも

 

ランターン

性 格:控え目
特 性:ちくでん
努力値:CぶっぱBD調整(CDベース)特化珠サンダーダイジェット最高乱数2連続以外2耐
持ち物:こだわりメガネ
技構成:10万ボルト / ハイドロポンプ / ボルトチェンジ / れいとうビーム

サンダー絶対〇すマン。最上級役割対象のサンダーがいなければ出す機会はあまりないがサンダー入りの構築ばかりのため結構活躍してくれた。かいでんぱ無効なのが地味に偉すぎる。

ランターンだからと舐めて突っ張ってくる輩が多くかなり活躍してくれた。チョッキなども考えられるが、火力が足りなさすぎるためメガネでの採用。耐久は等倍技はなんとか耐える程度。でんき技や半減技に繰り出しましょう。

電気が呼ぶ地面に対して眼鏡ドロポンというキラーウェポンで屠れる殺戮マシーン。また、重めな挑発レヒレを見られるのも評価ポイント。

構築単位で重いウーラオス用にマジカルシャインも入れたかったが枠がなかった。

 

ドヒドイデ

性 格:図太い
特 性:さいせいりょく
努力値:HBぶっぱ
持ち物:黒いヘドロ
技構成:トーチカ / じこさいせい / ねっとう / どくどく

物理受け。主にエスバウーラオス等のカグヤで見られない物理の格闘を見てくれる。ハチマキウーラオスは見てくれない。エスバのダイサイコはトーチカまもる絡めてなんとかするしかない。燃やしてほしい時に燃やしてくれる神個体。

さいせいりょくによるごまかし性能が高く、やや強引にサイクルを回しても疲弊しない点が強い。

くろいきりも技候補ではあるが、ダイマ枯らしやダルマ等のこだわりポケモンの技を判別したいことが多くトーチカを採用。また、遂行速度を速めるために毒菱ではなく毒々を採用。

仲間大会ではダイマで崩されることがないため非常に安定して役割遂行することができた。やっぱダイマって陽キャなんやなって

 

ポリゴン2

性 格:おだやか
特 性:アナライズ
努力値:HBD調整(HDベース)
持ち物:しんかのきせき
技構成:トライアタック / じこさいせい / みがわり / れいとうビーム

特殊受け。ヒードランアーゴヨンなどタイプ受けし辛い特殊ATに繰り出す。サンダー入りには基本的にランターンを出すがあまりにも刺さりが悪いときはこいつで見ることになる。数値の化け物。

物理にはあまり振ってはいないがそれでも固く、剣舞のないランドロスくらいならみることは出来る。

安定して火力を出したいためアナライズ個体を使用。たまに火力が微妙に足りずダウンロードにしておけば良かったと激しく後悔するが、ダウンロード調整している人は多いためあまり変わらないような気もする。

ミラーやどくどくなどへのメタとしてみがわりを採用。刺さるときは非常によく刺さってくれた。ウェポンもトラアタと冷Bで大体は代替できるので(←ここ面白い)物足りなさを感じたことは少ない。

仲間大会でコスモパワー6積みしたゴチルゼルのアシパをいとも簡単にいなしたときは思わず拍手しました。

 

ミミッキュ

性 格:いじっぱり
特 性:ばけのかわ
努力値:ASぶっぱ
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:じゃれつく / ゴーストダイブ / トリック / おにび

構築単位でゲロ重く個体数が増えている悪ハチマキウーラオス対策で採用。環境終盤は特に増えていたように感じる。

スカーフウオノラゴンを上からシバいたり耐久ポケにスカーフを巻いて機能停止させたりとかなりの有能。イージーウィンメーカー。俺も会社でこうなりたい。

仲間大会ではゴダをシャドクロへ変更。起点づくりや耐久型の陰キャどもを逆に起点にする疑似陽キャごっこが楽しかった。ダイマ無しゆえポリドヒドメタのウーラオスも多くこいつがMVPだった。

 

バシャーモ

性 格:いじっぱり
特 性:かそく
努力値:ASぶっぱ
持ち物:きあいのタスキ
技構成:じしん / フレアドライブ / インファイト / つるぎのまい

見たいポケモンが多すぎたりしてどうしてもサイクル選出ができない時の救世主のようなポケモン。ミミポリ2あたりと併せて対面構築のような選出をすることが多い。

タスキを盾に加速しながら剣舞を積んでいけば相手が吹っ飛んでいくようなポケモン。反面耐久は信用ならず、返す刀でやられることも多い。フレドラの反動も痛い。先制技は親の仇。優先度>>>>>越えられない壁>>>>>素早さランク補正

仲間大会の際はダイウォールができないため地震をまもるに変更して運用。ダイマに耐えられて反撃されるようなことがないので全抜きプランを通しやすかった。

 

選出

基本選出

 +

カグヤ+ポリドヒドでやどりぎと毒でダメージレースを制していく。

ポケモンごとに見たいポケモンがいるためあまりこの選出はせず、柔軟に立ち回ることが重要。

サンダー入り

+1

サンダーがいる場合は基本ランターンを選出。大体サンダー以外はカグヤ様がみられることがおおいためカグヤターン+1選出。

悪ウーラオス入り

or or 

ハチマキだとドヒドでも受からないのでミミッキュを選出。

ミミ自体はサイクル向きのポケモンではないため上手く周りのポケモンで介護してあげる必要がある。

対面選出

+1

ウーラオスサンダーウオノラゴンヒードランみたいな特定のポケモンで見たいポケモンが多くサイクルでは収集つかない場合の選出。ラスト1枠にはポリ2が入ることが多い。

 

その他

はたきおとすが強く一貫しており、誰かの持ち物を諦めてはたかせるケースが多い。しっかりと受け先を見極めれば負けに直結することは少ないが……

また、挑発持ちが非常にしんどい。幸い数の多い挑発持ちのレヒレにはランターンが強く出られるため問題はないが、他の挑発には上手くサイクルを回して対処するしかない。不意の挑発には泡を吹いて倒れるしかない。

 

さいごに

このルールがランクマッチで採用されていた時期はあまり潜れなかった(特に月末)ため、結果としては【最高レート19xx(206位)】という微妙な順位でした。なお、最終レートはお察し

ダイマ無しの70人規模の仲間大会では【最高2位、最終4位】。負けた2試合も途中まで優勢に進めてのプレミでの負けだったので構築は良かったように感じます。やっぱりダイマ無い方がサイクル戦は楽しいですね。陰キャに優しい世界。

に仲間大会の記事が長文なのが恥ずかしくて冠ルールの総括を装ってるとかではないですよ

 

思うように結果が出せない不甲斐ない僕にもついてきてくれたポケモンたちに感謝してもしきれません。涙がで、でますよ……

 

この場をお借りして生主あるセイラさんとその愉快なリスナーさん達への感謝も述べさせていただきます。

いつもありがとね!

 

駄文でお目汚ししてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。くて裏で狂喜乱舞しています。